業務の効率

公開日: 2023年6月12日

前回の取組みで大きな成果を挙げた事例から、特に清掃スタッフの導入に関しては、自園のような規模ではまねできない、とお考えになられる先生もいらっしゃるかもしれません。
そこで、現状からできる人的業務効率化のステップを清掃から考えてみました。

人的業務効率化のステップ

◎掃除業務の効率化のためにできること

1.基準の明確化
清掃の箇所・清掃の程度・清掃の手順・作業ごとの目安時間・担当場所・当番場所を明確にする※人によって丁寧さが異なるので、きれいに手早くできる先輩の作業手順を標準化し共有する
2.作業時間の集中化
清掃の時間を定め、清掃時間中の保護者電話対応や先輩からの呼び出しなどで作業中断しないようにする
3.清掃道具による効率化
同じ時間内でも、より広く(清掃面積)、より強く(吸引力)、よりきれい(洗浄力等)にできる道具を模索する



◎教職員が教務や保育に集中する方法

1.保護者対応などの時間帯を制限して集中時間を確保する
2.担当業務を教務や保育に集中できるように無資格者を雇用して補う
3.担当業務のマニュアル化を進め、業務の完成レベルや仕上がりの程度を明示する



◎パート雇用で教職員の負担を軽減する手順

1.心配な園児等の補助要員を雇用する
2.送迎バスの添乗員を雇用する
3.預かり保育の担当要員を雇用する
4.清掃業務の専任職員を雇用する
5.保育教材の制作・準備要員を雇用する

雇用には予算が必要です。
しかし、問題は園児の規模というよりも、予算の分配思想、どのような考え方で経費を使うかの頭の切り替えの問題でもあります。

上記が先生の職場改善の何らかのヒントになりましたら幸いです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪



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文責(C)安堂達也 

株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊

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