分母の把握
こんにちは、安堂達也です。
秋の願書受付に向けて、新年のスタートからやっておくべき園児募集のノウハウについて、メルマガにて紙上セミナーを開講致します。
はじめに行うべきことは、現在の自園を取り巻く環境と立ち位置の、人口動態的把握です。
1.現状分析
特に何も対策せずに毎年願書の受付を迎えている園は、さすがに少なくなっているとは思いますが、これからお伝えする内容を、毎年実施されている経営者はまだ一部だと思われます。
実際に蓋を開けてみると、受付数が非常に少ないことがどこの園でも同じように起きていて、それは、その年が異常に地域での出生数が少なかったからだと、後に気づくことがあったのではないでしょうか?
0歳からの受け入れは読めずとも、2歳児以上の受け入れに対しては、あらかじめ地域内の出生数を把握することが出来るのです。
メソッドの1は、地域内対象幼児数の把握です。
1)推移確認
多くの自治体のデータは、いまや町名単位でも、インターネットで人口数を把握できるようになりました。
自園の入園対象となる市内外、町内各エリアに対して、人工にどのような動きがあるのかを、乳幼児期年齢を就学前までたどって把握することが出来ます。
これにより、対象自治体の今年の入園対象児童は、例年に比べて増えているのか、減っているのかがわかりますね。
減っているのであれば、減少した分の園実数の座席数を、どこかの幼稚園は余らせる、ということになるわけです。
事前に察知して、対策しましょうというのが、ここでの趣旨です。
2)人口動態
同じ自治体の中でも、町内単位で人工を見ると、年々増えている所、減少しているところが、数字で把握できます。
市外の境界エリアもそうです。
こうした情報から、増えている町内に
・看板を出す
・ポスター、チラシを出す
・ポスティングを行う
また、減っている(子どもがいない)地域には
・ポスティングを行わない
・ポスター、チラシを出さない
などの行動の判断ができるようになります。
3)照合分析
必要な増減の情報は、幼児数だけではないですね。
ここ数年、増えているもの、そうです、小規模保育事業所や、企業型保育所、新設の保育園などが、自治体内外に出来ていませんか?
照合分析とは、
・どれだけ対象幼児数に変化があり
・どれだけの募集施設がそれを奪い合うのか
を、数字で把握することです。
自治体にどれだけ保育施設ができているか、あるいは、幼稚園が幼保型こども園になっているかは、役所でわかりますので、各受入人数までも把握しながら、足し算引き算をしてみてください。
この器の中で、どれだけの陣取りゲームを行うのか、その実数を把握しながら戦略を検討できれば、2023年は強気で攻めるポイントが見えてくることでしょう。
いかがでしたか?
もしも先生が、すでにやっていることであれば、答え合わせとしてメルマガをご利用ください。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪
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メルマガ文責(C)安堂達也
株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊