対応の混乱
こんにちは、安堂達也です。
コロナ禍でみえてきた保護者対応の今後に役立つ対処のヒントをお伝えします。
まず私が感じた事は、怖いのはコロナそのものよりも、興奮した保護者の方かもしれないということでした。
コロナより怖い保護者の乱心
園での保護者対応において本当に対応に難しさを感じる保護者の割合は、せいぜい3%程度です。
300人の在園児がいれば、9人前後 。 100人の在園児ならば、3人前後。この人数を多いとみなすか、少ないとみなすかですが、保護者対応では、こうした3%の保護者にもできるだけ安心感を与えることが出来るように、日常的な広報活動が大事ですよ、と伝えています。
コロナ禍の例をあげると、休園対応する連絡に対して、「仕事を休むわけにいかない、どうしたらよいのか!」「どのクラスの誰ちゃんが感染したのか、公表して欲しい!」など、保護者の不安は当然理解できるのですが、園長先生や現場の先生を困らせてしまうのは、保護者の話す態度や語調です。
喧嘩腰であったり、パニックをそのままぶつけてくるような保護者さえいます。何が怖いかというと、こうした保護者の怒りや混乱、恐怖の心情は、話を聞く側にも感染してしまうということです。
保護者の対応にあたる現場の先生と経営者の間に意見や心情の溝ができてしまい、職場内が険悪になってしまうということさえあります。
この際必要なことは、冷静さと穏やかさを欠くことなく、合理的な判断ができるよう泰然と構えることです。こうした事態も含めて、保護者対応のコミュニケーションノウハウの修得は、現代の教職者、保育者にとって不可欠といえるでしょう。
まして、この数年はコロナの影響で、職員の保護者対応力が著しく低下傾向にあります。この時期に入職した職員の保護者対応の苦手意識が、従来感じた新人のそれ以上に強くなっていると感じています。この印象は、私がこの数年間に、職場研修やZoom研修を通じて実感したことです。
そこで本日は、職場ぐるみで修得しておいて頂きたいノウハウとして、2つの研修動画をお勧めします。
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前者は、日常からの保護者とのコミュニケーションの取り方をお伝えし、後者は、苦情対応の極意をお伝えしています。
一度購入していただければ、その後は何度でもご視聴いただけます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪
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文責(C)安堂達也
株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊