心身の疾患
こんにちは、安堂達也です。
幼児教育の現場で人材の育成や確保の課題で園に招かれるとき、周辺情報としてあがってくるのが、教職員や保育士の心の病による休職や離職の実態です。
残念なことですが、私が訪問する園の2園に1園は、こうした問題の発生や直面という相談事が【職場改善】に付随して出てくる話題(課題)です。
私のブログで出来ることはたかが知れていますが、それでも知っておいていただくだけでも、いざというときに助けになるかと思いますので、数回にわたり【心の病】について、情報提供したいと思います。
心身の疾患について
情報提供者である私の立場は、保育の現場指導(臨床)経験を踏えた認定心理士、という位置づけであります。
第1回 【職場不適応】
職場でみられる心の病とされる症例の多くは「職場不適応症」ないしは「職場適応不全」です。
この名称は病名というわけではなくて、「職場での問題行動の総称」なのです。
診断名が「職場不適応」とされても、臨床的にみると精神疾患のいずれかに相当する例が多く、疾患によっては職場不適応と疾患との関係が異なることがあります。※原因(背景)となる疾患は実に様々なのです
つまり統合失調症や躁うつ病は、分類上は原因不明な(ヒトの内部で起因する)内因性疾患に属するので、「不適応であること」は原因というよりも「その疾患の結果として現れている」もので、神経症や反応性うつ病等がその原因となるのです。
従って疾患の種類に応じて、対処策も異なりますので、専門家の診断やアドバイスが不可欠なのです。
疾患の種類)
1. 統合失調症圏障害(妄想性障害、急性一過性精神障害、統合失調感情障害 等)
2.躁うつ病圏
3. 神経症圏
4. てんかん圏
5. 薬物・アルコールの問題
6. 1~5 以外の疾患
7. 人格障害
8. 時代による問題(コロナに対する不安等)
9. 家族の問題(離婚、死別、介護等)
症状)
職場の人事異動・昇級昇格・職種・人間関係等に内心では不満を抱いているが、何も言えず、神経症・心身症・自律神経失調症などにより、仕事が怠慢になったり、間違いを頻発したり、無断欠勤したりする。
教職員の様子がおかしいと感じたら、フォロー面談→心理カウンセラーや心療内科への促しをお願いします。
お知り合いやご近所に心療内科や心理カウンセラーがない場合は、弊社にご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪
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メルマガ文責(C)安堂達也
株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊