教化の手順
こんにちは、安堂達也です。
ダメなことをダメだと指導できない職場はダメだと思う。
そういう事例を、ここ最近立て続けに見聞しております。
現場への指導のシステムが確立していないと、女性の多い保育の現場では、感情的忖度が優位になって、合理的な知性が働かなくなるのです。
だから、今お伝えしているキャリアアップの仕組み作りが重要なんですよ、と私は伝え続けております。
今回も、職場のキャリアアップを組織的に支援し、応援する仕組み【キャリアアップ制度の導入】について、8つの要素に沿ってお伝えしています。
ICT化を進めても、人が変わらないと変えられないことがあるのです。
業務マニュアルの作成研修
「キャリアアップ制度」は「現場のコミュニケーション(面談)」を軸に「職員の成長」を主目的としています。
今回は、 業務マニュアルの作成研修(要素7)について、お話します。
マニュアルが大切なのではなくて、マニュアルを作れる人材に育てることが大切なんです。
7.業務マニュアルの作成研修
業務マニュアルとは「基本の型」であり、マニュアル作りは「見える化への取組み」です。
そして、その取り組みは、
①可視化すべき事項のリストアップ
⇩
②作成のための実行メンバー選定
⇩
③マニュアル運用ルールの策定
⇩
④マニュアル推進の実行計画策定
⇩
⑤マニュアルを活用した人材育成の運用開始
の手順で進めていきます。
業務マニュアルの作成研修で学ぶ内容は
①業務マニュアルの基本構成
業務マニュアルの内容は、どのような構成原則で成立しているのかを理解します。
②業務マニュアルの構成要素
具体的なマニュアルに明記すべき要素を把握します。 何が足りないのか、何が余計だったのか。 そんなことがわかりさえすれば、誰にでもマニュアルは作成できます。
③業務マニュアル作成の重要ポイント
何にでもポイントはあります。 具体的なアレコレよりも、要点を押さえることの方が大切であると言えます。
④より使いやすく作るためのヒント
立派なマニュアルよりも、使えるマニュアルにすることが大切なのです。
⑤マニュアル文書の書き方
結局、伝わる文章と伝わりにくい文章というものがありますので、伝わりやすい文章の書き方もお伝えするわけです。
上記のことを踏まえ、業務マニュアルの作成研修に取り組むことで、全職員がマニュアル作成可能にしてスキルを継承していくことが可能になります。
明文化されたマニュアルによって、仕事の良い、悪いが評価でき、指導の根拠になります。
ダメなことをダメと指導したいけれども、どうしたらよいか考えあぐねているうちに、先輩のダメ出し攻撃にさらされていた新人が気分障害で離脱してしまった、永年勤務のベテラン職員の横領が発覚した、若手職員の夜の副業が保護者内で話題になっていた・・・・などという、経営者にとっては悪夢のような現実の問題が「どう対処すべきか?」という悲痛な叫び声となって、私の所に届いています、今も。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪
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文責(C)安堂達也
株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊