服務の構成

公開日: 2023年5月8日

こんにちは、安堂達也です。
今日は服務規律に定めるべき従業員(教職員)の義務条項。やってはいけないと考えることや、やって欲しいと考えることを、就業規則の「服務規程」に多々書き込め、と前回申し上げておりますので、「服務規程に定めるべき従業員の義務」について、整理してお伝えしましょう。

服務規程に定めるべき従業員の義務とは

  • 1.労働時間中の義務
  • 2.会社施設内における義務
  • 3.会社内外における義務
  • 4.会社外における義務

です。

1.労働時間中の義務

労働中の義務の細目は

・労務提供義務   ・業務命令遵守義務   ・職務専念義務
の3つです。

「労務提供義務」とは、出勤すればいいというものでなく、労働契約の債務の本旨に従った労務を提供する義務のことであり、「労働契約の債務の本旨」とは、「仕事として、何をしなければならないのか」を明示しなければ伝わりません。

「業務命令遵守義務」とは、従業員である「教職員」が、その職務を遂行することについて、法令に従い、かつ、学園の指示や上司の命令に忠実に従う義務のことであり、「上司の命令には遵守しなければならないのだよ」ということを明示しなければなりません。

「職務専念義務」とは、労働時間中は、職務の遂行にあたっては、その労働時間および職務上の注意力のすべてをその職務遂行のために用い、全力を挙げてこれに専念する義務のことであり、職務外のことをやるということはありえないのだよということを、明示しなければなりません。


上記文中の「ならない」というのは、法律の定めという使い方ではなく、「そういうことまで書いておかないと、従業員に伝わりませんよ、服務規程が活きてきませんよ」という安堂からの言葉です。 いかがでしょうか?

先生の園の就業規則を今一度見直していただき、こうした働く人の「働くことでお金を頂く」という労働契約と仕事の意味が、伝わるような表現のできている就業規則(服務規程)であるかどうか、振り返ってみてください。


本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪



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文責(C)安堂達也 

株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊

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