衝撃の手当
こんにちは、安堂達也です。日本経済新聞、6月28日の記事に、こんな見出しの記事がありました。
「タカラトミー、出産祝い200万円 育休のカバーで手当も」以下は概要です。
タカラトミーの求人対策は出産祝い200万円、育休のカバー職員には手当も支給。
玩具大手のタカラトミーは28日、社員に子どもが1人生まれるたび200万円を支給する制度を7月1日に導入すると発表した。ジョブ型人事制度の導入や初任給の増額も決めた。働きやすい環境を整えることで、人材確保につなげる。
記事からポイントを抜き出してみましょう。
1.支給の条件は、育児休業を28日以上取得すること
・・・約1ヶ月以上の取得が必要なんですね。
2.男女問わず対象となる。養子や婚外子も対象
・・・ここまで、きちんと枠に入れているんですね。素晴らしい。
3.金額200万円は、インパクトを出すため
・・・確かにメディアでも取り上げますし、宣伝効果は抜群ですね。
4.育休の出る部署の業務をカバーする社員にも手当を支給する
.育休取得者の給与額の3割を目安に部署内で分配
・・・ここです。育休で人が不足する部署内のメンバーには、応援手当を出すことで、みんなの勤労意欲と取得意欲を高めていますね。
5.家族構成や家庭環境によらず支援するため、世帯主に支給していた扶養手当や配偶者手当は廃止
・・・次年度の給与では、総額で前年の給与を下回らないように調整をする模様です。
6.職務内容に応じて報酬を決めるジョブ型の人事制度も導入した
・・・役職に応じた賃金表の作成は、弊社のキャリアアップ制度でも進めているところです。
7.初任給は月額約1万円増の24万2000円に改定する
・・・4.3%の初任給アップを行なったという事ですね。
8.制度自体の改定は7月
.24年度の新入社員にはすでに改定後との差額分を支給している
・・・素晴らしい制度です!
さて、上記は日本国内のお話でした。
お隣韓国では、出産祝い金を1,100万円出して人材獲得の目玉とする企業も現れました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM07BVF0X00C24A6000000/
人は宝。
人材獲得コストが高騰する中で、どれだけの費用対効果を見ていくのか、数字でしっかり把握していかないと、高いのか安いのかわからなくなってしまいますね。
幼稚園では、まだまだ業者に頼らず良い人材を獲得することはできます。
しかし、教育実習を上手に採用に活かしきれているか、見学者をうまく就職につなげられているかというと、そうでもない実情から現場で編み出したノウハウをお伝えするセミナーを、8月に実施します。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪
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文責(C)安堂達也
株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊