選択の要点
こんにちは、安堂達也です。
今回は、W企画で「選ばれる園の条件」をお伝えします。Wというのは、園児募集とリクルートの2つのことです。
保護者からも求職者からも選ばれる幼稚園とは?
ピックアップする情報の根拠は、
園児募集:
・複数顧問先幼稚園様の新入園保護者アンケート
・未就園児イベント時の保護者様への取材
・在園時保護者様への保護者の声の取材
リクルート:
・複数顧問先幼稚園様の新人教師取材
・大学生・教育実習生へのアンケート(東京未来大学・顧問先実習生)
・顧問先幼稚園様の若手教師研修時の書き出し
以上を元に構成した安堂オリジナルの情報です。
園児募集における選ばれるポイントは?
1)保護者による先生の評判が良い
なんといっても、地域の保護者同士の評判が良いということが一番強いようです。
2)わが子に与えたい教育環境がある
環境の好みはそれぞれですが、やはりそこでしか得られないカリキュラムや環境は強みです。
3)入園前の教室が充実し先生の印象が良い
戦略化された入園前教室を高頻度で開催していることと、担当する教師の人間性ですね。
4)HPやSNSによる情報公開が積極的
地域の情報をスマホ検索した時に、地域名で上位ランクされるほど情報公開されていますね。
5)就労の際のサポートが充実している
入園前は働いていなくても、入園後落ち着いたら働きたいと考えている保護者が増えています。
リクルートにおける選ばれるポイントは?
1)専門校内での学園の評判が良い
実習担当教師の対応だけでなく、理事長や園長先生の噂話まで教師や学生に流布されています。
2)安心して働ける和やかさが職場にある
見学時や実習時またHPから受ける写真の印象などから、職場に入って仲良くやっていけるかを心配しています。
3)自分の保育観と園の保育方針が近い
保育方針を語る学生もしっかり存在していて、自分が志向する方向性での職場選びをしています。
4)HPやSNSによる公開情報の印象が良い
リクルート情報を検索して現れる情報量がほとんどないところは敬遠され、豊富なところに期待が集まります。
5)エプロンや髪形などの規則がゆるやか
キャラエプロンが自由に選べる、髪型が厳しく規制されていない、等ということも魅力の一つになるそうです。
いかがでしょうか?
それぞれ5つのポイントをご紹介しましたが、5つもあるとなんだか幅広く対策しなくてはいけないようで、経営者としてはちょっと大変になってしまいそうですね。
まずは、得意な部分をしっかりと幹を太くして、情報発信を積極的に行うこと。
弱みは理解した上で、強みで補強していくくらいの気持ちで取り組んでいくことが大切なのではないでしょうか。
そして、なんといっても、園児募集もリクルートも、共通して言えることがあります。
それは、『魅力的な先生がいること』。
やはり、園の魅力は先生方の人間力なのです。
魅力的な先生、という言葉に、先生はどんなことを思い浮かべるでしょうか?
たった一人でも、スーパースターな魅力的な教師、でしょうか?
あるいは、スーパーではないけれど、親身になって話を聴いてくれる、私にとって魅力的な教師、でしょうか?
選ばれる園とは、ずば抜けたスター教師がいる園ではなくて、教師の平均値が高い園だといえるでしょう。
次回は、こうした教師の魅力について、お伝えしたいと思います。
先生の学園経営、施設経営にお役に立てれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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メルマガ文責(C)安堂達也
株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊