感動の話術
公開日:
2022年4月5日
こんにちは、安堂達也です。
前回は園長先生の新年度方針の構成についてお伝えしました。
今回は、話し方のコツをお伝えします。
心に響く話し方のポイント
実際に職員に話すときには、「職員が話を聞いた後、どんな気持ちになってほしいか」を考えて、話し方を自己演出してください。
よくある失敗は、状況の厳しさを伝えるために厳しい表情で伝えてしまうことです。
トップの厳しさは、あだになることの方が多いです。
職員の心情的な受け止め方としては
「そうとうやばいんじゃないか、大丈夫か、ここにいて」
と不安な気持ちにさせてしまいます。
トップとしては、
●現状の厳しさを理解してほしい
●経営者の苦さを少しでも共有してほしい
●緊張感をもって働いてほしい
●頑張って乗り越えてほしい
というところですよね。
しかし、トップが本来の目的を果たしていただくために教職員に伝えるためには
●現状の厳しさを理解させるよりも→こんな時代だからこそ、園児や保護者に希望を与える
●経営者の苦しさを共有させるよりも→保育の楽しさに注目させる
●緊張感を持ってもらうよりも→目的意識を忘れないようにする
●頑張って働くメッセージよりも→合理的に働く方向にシフトする
というところに連れていくとよいです。
年末年始のトップの方針発表は、教職員の1年間のモチベーションの燃料です。
人前で話をするときには、聞いた人にどんな感情の変化をもたらしたいのか、そのために自分の感情表現はどのように表したらよいのか、と考えて、話し方を工夫してみてください。
もちろん、ねぎらいと感謝の言葉は忘れずに。 成功を祈ります。