分析の要諦

公開日: 2023年1月16日

こんにちは、安堂達也です。
現在、園児募集メソッドについての解説を進めております。なかなか文章だけではうまく伝えきれないもどかしさもありますが、 お目通しいただくだけでも、そういう考え方ややり方があるのか、と新たな気付きになれば幸いです。

2.競合分析

メソッドの2は、地域の競合となる園を分析する方法です。 自園の特色や魅力を地域の保護者にわかりやすく伝えるためには、地域の周辺の競合園がどのような特色や魅力を持っているのかを調べることが大切です。
なぜなら、同じことを特色として打ち出しているのなら、自園の魅力が上回ることを表現して伝えることが出来なければ、せっかく特色と思っていたことも色あせてしまい、競争力が落ちるからです。


1)新規把握

市内近隣にどれだけ競合園が増えたかを確認します。
競合園の考え方ですが、原則としては、
・市内の新設保育所、小規模保育事業所数は網羅する
ということで、競合を数カ所に絞る前に、地域を俯瞰して、 3歳児未満の集客装置(保育施設)がどれだけ増えているのかを把握します。

2)移行把握

市内近隣の認定こども園及び小規模保育事業の導入園を確認します。
・市内の認定こども園(保育所新設)移行の園を把握する
・できれば隣接市の幼稚園の認定こども園移行の状況を把握する
この意味もまた、3歳児未満の集客装置(保育施設)がどれだけ増えているのかを把握することです。


3)特徴分析

競合となる市内近隣の園のアピールしている特徴と料金を把握します。
競合の特徴分析についての優先順位は以下の通りです。
・これまで自園に似ていると言われていた園
・地理的に近い園 ・自園の送迎バスエリアと重複している園
・市内の園
・隣接市の園

コンサルティングを実施する際には、上記をすべて一覧にして行いますが、先生が自力で行う際には、投資できる時間も限りがあると思われますので、上から実施して下さい。

また、特徴の一覧項目としては
・教育目標/方針
・特別教育(正課内専門講師授業等)
・年間行事(人気行事等)
・預かり情報(時間と料金)
・昼食の提供(自園調理など)
・設備と教材(遊具や知育教材等)
・敷地と築年数(園庭広さや園舎の新しさ)
・入園料と保育料(制服代なども)
・送迎バスの有無(エリア、料金等)
上記は、ホームページや行政発行の一斉案内から取得できる情報です。

その他、保護者の評判を通じて
・園長の人柄(トラブルの有無)
・先生の評判(年齢構成や性格的なもの)
・保護者活動の多少(保護者の負担感)
・卒園児の評判(小学校で)
というあたりも、情報として意識的に収集されると良いでしょう。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪



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メルマガ文責(C)安堂達也 

株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊

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