意欲の源泉

公開日: 2023年8月21日

こんにちは、安堂達也です。今日は、ある考察を共有します。

よく働いてくれる職員とそうでない職員は何が違うのか?

「よく働いてくれる」とは、私の指示を良く聴いて、良く動いてくれる、という意味です。
上司である自分の視点から見て、「(私に対して)気持ちよく働いてくれる」というニュアンスで受け止めて頂いてもよいと思います。 考察の原点は、もちろん安堂自身の27年間の社長業務における社員マネジメントです。 そこからの想いを、実際に目に触れる幼稚園や保育園の現場のマネジメントと照らし合わせた時に、次のように言えるのではないかと考えます。

よく働く職員に育つたった一つの真実

それは、上司は私を守ってくれる人であるという確信である。  

働く一人ひとりの職員にとって、上司は私を責めたてる人なのか、守り大切にしてくれる人なのか、という上司の行動の第一印象が部下の働き方を決める
上司の第一印象が、部下のその後の「その上司の下で行う」仕事への傾き方を決定づけてしまうということです。

始めは意欲をもって仕事に臨んでいても、働きはじめの第一印象、つまり、その部下が最初のミスを犯してしまった時に部下を責めてしまう上司の下には、その後は「怒られないように働こう」とする受動的な部下が育つようになるというもの。
※さらにその方の物の見方次第では、一生根に持たれることになります。

これは、だめなところを指摘する指導タイプの上司

反対に、私のことを守ってくれるとわかった上司の下で働く部下は、どうしたら上司が喜んでくれるかを考えて働く職員に育ちます。
※上司が喜ぶ=職場に貢献すること、と理解してください。

これは、はじめのミスが発生した際に丁寧にフォローし励ましてくれる、保護育成型の指導タイプの上司です。

私がかつて犯したミスは、入社間もない社員を、頭ごなしに怒鳴りつけたことです。
年齢も私よりも上だったこともあり、大きく本人のプライドを傷つけてしまいました。
数年間、会社に貢献してくれましたが、結局常に私に反発する態度で働き続け、最後はとても悲惨な大騒ぎをして辞めていきました。本人の課題について後年思い当たることもありましたが、すべては私の初動ミスだと反省しています。
※初動ミス、としていますが、これは当時の社員に対する私の日常的態度そのものでした。

反対に、仕事でミスをしたり、働き方やプライベートに課題があるような場合でも、本人の立場で考えて励まし、応援する姿勢で関わり対応することができた社員達は、本当に気持ちよく熱意をもって働いてくれています。

それが今の弊社のメンバーです。

つまり、上司から見て「よく働いてくれる職員に育てるコツ」とは、上司が部下を守り育ててくれる立場であることを、早い段階で行動で示すことと言えるのではないでしょうか。

私の反省を踏まえながら、保育の現場の課題に直面するたびに、こうした想いを強くしていくのです。
先生の参考になれば幸いです。

すべての保育者に笑顔を。
それが、私たち安堂プランニングの願いです。




本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪



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文責(C)安堂達也 

株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊

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