公平の処遇
こんにちは、安堂達也です。
今回も、職場のキャリアアップを組織的に支援し、応援する仕組み【「キャリアアップ制度」の導入プログラム】について、8つの要素について順を追ってお伝えしています。
キャリアアップ・ルールの作成
「キャリアアップ制度」は「現場のコミュニケーション(面談)」を軸に「職員の成長」を主目的としています。
今回は、キャリアアップシートの評価を賃金に反映する基準となる、キャリアアップ・ルールの作成(要素4)について、お話します。
4.キャリアアップ・ルールの作成
最終評価者(園長)が最終評価を承認したら、別に定めるルールにのっとり合計点数を人事考課(昇給や賞与評価)に反映させます。
以下は、キャリアアップシートの5段階評価項目の設定基準の考え方です。
①評価の方法
1.本人は、対象期間を振返り、評価項目に照らし合わせて、実際に行なった事実や結果を思い浮かべて自己評価を記入する。
2.上司は、上司評価を記入し、評価結果(1~5)を記入する。
3.上司は、部下の実際の行動の事実を振り返って、項目ごとに判断する。
★機械的な記入でなく、上司と本人の面談を通じて、本人の意欲向上と課題認識ができるように進めていくことが、この仕組みの肝心なポイントになります。
②5段階の言葉による程度の評価イメージ
- 評価点 基準レベル
- 1 具体的な改善は見られなかった
- 2 出来ていない面も見られた
- 3 業績上、問題の無いレベル
- 4 業績上優秀なレベル
- 5 非常に優秀なレベル
③5段階のパーセンテージ・評価イメージ
- 5 期待する基準をはるかに上回り、極めて優れている。(110%くらい)
- 4 期待する水準を十分に上回り、大変優れている(105%くらい)
- 3 期待する水準に到達した(100%)
- 2 期待する水準を下回り、かなりの努力を要する(90%くらい)
- 1 期待する水準を大幅に下回り、相当な努力を要する
5段階評価基準は上記の評価イメージを元に、具体的観察事項を明文化して作成します。
そして、キャリアアップ・ルール、すなわち、どのような評価に達した時に、賃金表のランクアップが行われるのかや、役職のランクが上がるのか、等のルールを文章化していくのです。
上記のことを踏まえて、キャリアアップ・ルールの作成に取り組むことで、
キャリアアップシートの評価を賃金に反映する基準を整えていきます。
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引き続き、このブログでは【キャリアアップ制度の導入】についてお伝えしていきます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪
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文責(C)安堂達也
株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊