評価の面談
こんにちは、安堂達也です。
さて、保育の現場では、園長や主任の下で中堅までの職員が、多様な業務への対応や若手の指導等を行うリーダー的な役割を持って働いています。こうした業務内容に応じたキャリアアップ(専門性の向上)を図るため、研修の機会を充実させることが現在の保育現場の重要課題となっています。
今回も、職場のキャリアアップを組織的に支援し、応援する仕組み【「キャリアアップ制度」の導入プログラム】について、8つの要素について順を追ってお伝えしています。
リーダーの面談力育成研修
「キャリアアップ制度」は「現場のコミュニケーション(面談)」を軸に「職員の成長」を主目的としています。
今回は、 リーダーの面談力育成研修(要素5)について、お話します。
5.リーダーの面談力育成研修
キャリアアップ研修の要ともいうべき研修が、リーダーのための聴き方指導研修です。 その面談力育成研修で伝えている重要ポイントを、本日はメルマガ講義します。 上司(学年リーダー)として部下(後輩指導)面談に望む心構えとして、大事なことが3つあります。
指導面談3つの心構え
①面談前に十分な準備をしておくこと
・何を話すか伝えるかを事前に準備する
・面談の終了時の相手の感情イメージを描く
②部下の思いを十分に引き出すことがポイント
・こちらの言いたいことを伝える時間以上に聴く時間の長さが必要
・上司にとっては、聞く時間が7割 話す時間が3割の気持ちで
③部下は、自分で考える力を持っているものと心得ること
・なんでも教えてしまうより相手が気づくように演出する
・怒る、叱るは必要なく、フィードバック手法を使うこと
そして、面談時の注意点 としては
- 1)自分を振り返るような質問は時系列で行う
- 2)部下を見下す言い方をせず、対等な立場を心がけ丁寧に話す
- 3)評価という行為を脅しのように扱わない
- 4)伝えることは時間や数字を入れて客観的具体的に話す
- 5)質問には相手が理解できる言葉と間(ま)やテンポで丁寧に答える
- 6)決意を促すことなどに、かけ引きや取引をしない
などを気に掛けてください。
上記のことを踏まえ、リーダーの面談力育成研修に取り組むことで、キャリアアップ面談上での育成リーダーの面談力が高まります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪
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文責(C)安堂達也
株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊