毒舌の天使

公開日: 2022年9月26日

こんにちは、安堂達也です。

どんな職場にも、批判的な物言いの職員というのはいらっしゃるものです。

「正面切っては言えないけれど、あの先生は苦手なんだよね」と園長先生のささやきが耳に残ることもしばしば。

今日はそんな毒舌の悪魔さんからの言葉の受け止め方について、考えてみましょう。

実は、この考え方も、職場の改善や人材育成に大きく役立ってくるのです。

毒舌の悪魔を天使に変える方法

敵対心をむき出しにして、園長先生や主任等の管理職者に対して、批判的な意見を言う職員は、先生の周囲にはいらっしゃいませんか?こうした職員に、経営者や現場リーダーとして、どのように対応したらよいのか。この対応が、実は長い間に、組織そのものの成長に大きな影響を与えていくのです。

ではそれを、どのように行えば宜しいのか?

いわば毒舌の悪魔を、毒舌でも『天使』に変えてしまう心理テクニックを、お伝えします。

毒舌の悪魔を、毒舌の天使に変える心理テクニック

それは、あなたの「観方」を変えるテクニックです。批判的で嫌な相手だ、という意識で相手を観る限り、相手はいつも「そのような顔」であなたの前に現れます。では、そうではない顔。つまり、天使の顔にしてしまう方法とは、次のような態度で聴くことです。

1)あなた自身の敵対心をまず先に捨て、好意を持って聴く (好奇心>敵対心)

2)聴き終える前から、全面否定の先入観を捨てて聴く (肯定的>否定的)

3)その意見について、肯定的に可能性を考えながら聞く  (メリット>デメリット)

4)その意見は、どんなリスクや問題に対処可能かと考えながら聞く  (可能>不可能)

5)その意見を実行したら、どんな効果が実現するかを考えてみる (効果>悪化)

こうした5つのすべてを覚えておく必要はありません。

これらのうち、考えやすい、自分でこれならできるかも、という考え方をどれか一つでも覚えておいて、悪魔が話し出したら、耳を塞ぐのでなく、耳を向けるのです。

そして、

・現在の自分の考えと融合させるには、どうしたら良いか、と考える

2つの今は相反すると思われるような考え方も、よく耳を傾ければ、それによって組織のリスクを避けることにつながる場合もあります。

ぜひ、想定するような場面が迫ってきた時には、思い出して活用してみてください。

この考え方で、批判的な意見を聴くことができるリーダーになることで、あなたの組織は、また一つ、強くたくましく結束していくかもしれません。

先生の学園経営、施設経営にお役に立てれば幸いです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。



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メルマガ文責(C)安堂達也 

株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊

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