感動の接遇

公開日: 2023年2月20日

こんにちは、安堂達也です。
現在、園児募集メソッドについての解説を進めております。なかなか文章だけではうまく伝えきれないもどかしさもありますが、 お目通しいただくだけでも、そういう考え方ややり方があるのか、と新たな気付きになれば幸いです。

7.接遇改善

メソッドの7は、初めての来園者への対応についてお伝えします。 宣伝広告をして、初めての親子が幼稚園にやってきます。 知恵を絞り、場合によってはお金もかけて、広告も出し、ようやく人が来ます。その時です。幼稚園が人目にさらされるのは。 その時に、先生方の姿を見て、落胆するのか、感動するのか。
プロデュース責任者は園長先生です。


1)礼節徹底

相模原市の幼稚園さんで在園児保護者様に取材したときのこと。

「どうして、こちらの幼稚園を選んだのですか?」私 「たくさん理由はあるんですが、初めて幼稚園に来た時に、出会う先生方がみんな廊下や園庭で、私に向かって立ち止まって、挨拶してくれたんです。いくつか保育園も含めて回ってきましたが、こんなに気持ちの良い幼稚園は初めてでした。」お母様 このエピソードは、偶然ではありません。

園長先生が礼節の大切さを理解し、毎日大事なことを朝のうちから唱和、実践されています。

私のメールマガジンも、朝礼で読み上げていただいているということなので、緊張もします。 つまりリーダーが常に意識していかないと、これは教職員の習慣にならないのです。

私が研修でお伝えしていることも「足止め挨拶」「二言挨拶」「こだま返し」などたくさんありますが、大事なことは、
1.笑顔
2.快声
3.背伸
の3つの基本を身につけることですね。

2)人格鍛錬

学生が入職してからが、プロ教師になる実践勉強の始まりです。

そして、技術ばかりでなく、人間性も磨いていく人生最後のチャンスとも言えます。 職場内外で、良好なコミュニケーションを維持しながらも、メンタルに不調をきたすことなく目標を持って教師として伸びていくために大切なことは4つ。
1.共感性 自分とは考えの違う他人の考え方を受容し理解できること。
2.親密性 感情にとらわれずに仕事で必要な相手と上手に連携を取ることが出来ること。
3.同一性 自分の考えや表現をしっかり持っていて他人に振り回されず、また二面性のないこと。
4.志向性 自分の目標を持って、継続的に探求し自己実現の努力をやめないこと。
上記には具体的な指導ノウハウがあります。


3)奉仕無限

一言で言えば、「仕事にこれで終わりということはない」ということ。

仕事とは「他者への奉仕・貢献」です。 子どものため、保護者のため、同僚のため、後輩のため、先輩のため、お隣さん、ご近所のため。 「無知」と「傲慢」は、同義語と私は考えています。

世の中のことを知れば知るほど、自分が恥ずかしくなるばかりで、やっていることを足りないと思うばかりです。 自分が関わる仕事に対して、「志向性」を持って、相手の役に立とうと勉強し続けるためには、相手が何に困っているか、何があれば笑顔になってもらえるか、という「共感的想像力」が不可欠です。

だから、地域の保護者が自然に集まってくる幼稚園の先生たちは、今日も無限の奉仕に従事しているのです。

※注意 「無限」は「労働時間」のことでなく「共感的想像力」を指しています

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今週も、笑顔で仲間と働き合えますように♪



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メルマガ文責(C)安堂達也 

株式会社安堂プランニング 代表取締役・幼稚園経営コンサルタント
幼稚園☆元気塾 主宰・幼稚園研修.com 運営代表・保育研修プロデューサー
キャリアコンサルタント・認定心理士・TA心理カウンセラー・メンタルアップマネージャー
主な著書に「園児を集める49のヒント」「連絡帳の書き方ハンドブック」民衆社刊

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